なぜ、外国で特許の保護は認められるのか?

2021.10.16

この記事のまとめ

誰かが考えたアイディアを見えない財産だけれども、一定の間、その独占を国が認めましょう、っていうシステムが、特許制度です。

新しいアイディアを生み出したときに、その内容を保護せずにいると、技術開発に競争が起きなくなります。

歴史を紐解くと、特許制度ができたから、その後の経済が、大きく発展してきました。

現在では、まさに、中国が特許の保護を厚くしつつ、発展を維持しようとしています。

特許の保護を、ご自身のビジネスに積極的に取り入れて、ご自分の商品の価値自体を大きくしていくことは、社会にとって、非常に有益となります。

よっしー社長

誰かが考えたアイディアを、見えない財産だけれども、一定の間、その独占を国が 認めましょう、っていうシステムが、特許制度です。

中学生リサ

どうして、特許の制度というものが、世の中にあるの?

新入社員ショウ

世界のほとんどの国で、特許制度は認められているんですか?

よっしー社長

そうだね、世界のほとんどの国で、特許制度は認められています。新しいアイディアを生み出したときに、その内容を保護して誰かに独占させると、社会全体にとっては、すごく良いこととなるんだ。

中学生リサ

へー、誰かに独占させちゃうのは、あまり社会にとって良いことじゃないと思ってた。

新入社員ショウ

いつから、特許制度は、始まったんですか?

よっしー社長

歴史を紐解くと、特許制度ができたのは、1474年のイタリアと言われています。

コロナウイルスのワクチンを、保護しなければ、どうなっただろう?

皆さんの中には、あるビジネスの種を、一人で独占してしまうのは、あまり社会全体にとって良いことではないと思っている方はいませんか?

だれかが、新しいアイディアを生み出したときに、その内容を保護せずにいると、どんなことになるでしょうか?
たとえば、コロナウイルスのワクチンには、メッセンジャーRNAという技術が使われています。

皆さんも、テレビでこの「メッセンジャーRNA」っている名前を聞いたことないですか?
このメッセンジャーRNAという技術は、医薬の製造技術の中では、近年、稀にみるブレークスルーで、ワクチンを大量に生産するための画期的なアイディアなんですよね。

中国やロシアのワクチンは、インフルエンザなどで古くから用いられている、古典的な不活性化ワクチンを利用した量産方式なので、短時間で大量生産には向いていないのです。

別に、中国やロシアのワクチンは、効果が低いという訳ではないのですが、不活性化ワクチンを利用している限り、大量に生産するのに向いてはいないんです。

このワクチンを開発した人たちは、もちろん特許を申請して、権利を保護され、莫大な利益を得ています。

もし、特許制度の独占する権利が、このメッセンジャーRNAという技術に適用されなければ、世界は、ずっと不活性化ワクチンを利用していたかもしれません。

世界中で、競争して、権利を先取りしようと、がんばっているから、いまのワクチンの供給スピードが実現されているんですね。

歴史を紐解くと

日本では、400年以上遅れた1885年に、特許制度は導入されました。

世界で、最初に、特許制度を導入した、イタリアは、導入されたことで、イタリアベネツィアの経済発展の大きな推進力になっていきます。

日本でも、当時の欧米先進国の工業技術力に追いつくため、制度を採用することで、日本独自の技術開発が盛んになりました。

つまり、発明者に独占させると、その後に経済が大きな発展するということを、世界は、経験上知っているんですよね。

中国の躍進は、特許制度と関連している。

このため、今や、社会主義国でも、積極的に特許の保護が行われています。
アジアの社会主義国の代表である、中国の特許の保護は、現在では、日本の特許の保護を、大きく超えて、非常に厚い保護体制を築いています。

いま、最も特許の保護がなされている国は、アメリカですが、今後、技術開発で、中国が大きく躍進するというのは、特許制度が関係しているのです。

ですので、特許の保護を、ご自身のビジネスに積極的に取り入れて、ご自分の商品の価値自体を大きくしていくことは、社会にとっても、非常に有益なんですよね。
こうした、特許の保護が厚い国に、申請することで、その国の成長に、ご自分のビジネスがうまく乗れるかもしれませんよね。

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